弐千拾年關東下向記\



 

左:2010年4月の関東下向記の続きとなる。ここからは4月18日、川越の写真となる。鶴川座の隣にある、やはり元は劇場だったと思しき古い洋風建築。
右:室内は和室らしく、二階の窓から立派な欄間が見えていた。



左・右:そのまた隣り、そして「発狂くん」の「みこもり煎餅」と棟続きである洋館、「高松屋」。廃墟化が進んでいる(´-ω-`)



 

左:大正浪漫通の判子屋さんにて。メールでは困るそうだ。
右:川越商工会議所前には子供の手作りらしい鯉幟が飾られていた。



 

左:こういう蔵造りが大量に現存しているのが川越のすごいところ。
右:日本聖公会川越基督教会。電柱と信号が著しく邪魔。



 

左:川越の町家は蔵造りばかりではない。
右:コインパーキングの奥に、古い洋館が覗いていた。地図にある「山吹荘」か? だったら龜屋の別邸であろう。



 

左:木々が繁っていて見えにくい。
右:川越は江戸時代から栄えた結構な都会なのだが、しかもこの辺りは昔からの中心市街地なのだが、何故だか田舎町のよろず屋さんのようなお店もあって面白い。看板は出ていないが、地図によると「鶴見商店」のようだ。



 

左・右:川越市指定文化財である蔵造りの町家、「百足屋・田口家住宅」。現役の丸ポストが非常にマッチしている。元々は糸・組紐問屋で、明治29年の竣工。



 

左:どういうわけだかトタン葺に改修、しかも赤く塗ってある町家。袖蔵を持つ立派なものである。
右:そのお宅の裏手には煉瓦塀があった。



 

左・右:川越のシンボル、「時の鐘」。



 

左・右:日曜なので観光客だらけであった。



 

左:時の鐘の下をくぐると、薬師神社がある。元々は天台宗瑞光山医王院常蓮寺という仏寺だったのに(でもこの規模だから小さな「薬師堂」だったのだろう)、明治の神仏分離で無理矢理神社にされたもの。但し明治26年の大火で焼失し、翌年再建されたもの。「神社」でありながら「祭神」ならぬ「本尊」は伝行基菩薩作の薬師如来立像との由。
右:そして川越に行くと必ず立ち寄る和みスポット、陽気づくめ川越教会にて猫と戯れる。撫でているのは同行した旧友の和田江。



 

左・右:陽気づくめ川越教会にて。癒される〜。リンク先によると、大火でも焼失を免れた江戸時代の建物で、明治以降料亭になり、天理教の教会になり、そして「陽気遊山」という「個人住宅を開放した無料休憩所」になっているとある。天理教の分派「陽気づくめ教会」だったはずなのだが、宗教施設ではなくなったのだろうか? しかし名前が「陽気遊山」である以上、やはりただの「個人住宅」ではないと思われる。



 

左:「陽気遊山」には犬もいる。マルちゃんである。
右:なんと、ボロボロで傾いて殆ど廃墟だった離れが修復されていた。



 

左:しかしここまでやってしまうと、「修復」より「新築」に近いようなσ(^◇^;)。ちょっとやり過ぎの感が無きにしも非ず。
右:とにかくヌコだらけ。



 

左:「陽気遊山」向いにある小さな洋館。ちゃんと市の指定建造物となっている。
右:重厚な蔵造り、一番街商店街の「やまわ」。



 

左・右:川越を代表する近代建築、埼玉りそな銀行川越支店。



 

左:「失敗した睫毛パーマ」のような飾り金具が特徴的な「くらづくり本舗」。
右:その向い、長らく放置されていた町家のショーケースが綺麗に修復されていた。



 

左:全景である。長らく廃墟になりかけの状態だったのに、再活用が決まったらしい。よかった。
右:看板建築。二階の窓が非常に素敵である。



 

左:宝石屋さんであった。
右:再度「陽気遊山」へ(笑)。



 

左・右:やはり「陽気づくめ川越教会代表」とある。宗教施設をやめられたわけではなかったのだ。



 

左・右:「陽気遊山」のヌコ様たち。



 

左:「陽気遊山」にはまだ未修復の建物もあった。
右:長喜院の卒塔婆越しに見た埼玉りそな銀行。



 

左・右:行伝寺前の不思議なお宅。玄関にスヌーピー時計などが飾られている。



 

左:陸屋根、平屋の不思議な建物。タイル使いがお洒落であった。
右:地名地番の住所標。



 

左:ここにもあった。
右:元は左に続く長屋だったと思われる。



 

左:NTT川越仲町ビルは海鼠壁風であった。
右:蔵の街一番街の入口、松崎スポーツの重厚な建物。



 

左:仲町交叉点の空き洋館。実に勿体ない。
右:りそな銀行隣の駐車場奥にある公衆便所前に、何故だか河馬の石像が(笑)。



 

左・右:なぜここにあるのか全く意味不明だったが、面白かった。



 

左・右:そして勿論、おばちゃんマネキンにも会いにいった。



 

左・右:奥行きが一メートルほどしかないラーメン屋さん。



 

 

上五枚:山下玩具店の硝子看板。



 

左:「紳士服のスメル」には夜間金庫がそのまま残されていた。
右:隣りが空き地になったので小杉齒科醫院の全景が見通せるようになっていた。



 

左:素敵な洋館である。
右:「天国」と「パラダイス」は隣同士であったww



 

左:とそこに、天国のおばちゃんがやってきて開店準備を始めた。
右:シャッターを明けたら、「男女ホルモンの泉」というものすごい看板が出てきた( ̄□ ̄;)!! よく見ると「シューア定食」という謎のメニューもある。



 

左:いつ見ても渋い田中帽子店。
右:そして190年前後には「名曲喫茶」だったのかと思われる、今では水商売ばかり入っているビルのステンドグラス。本物だが若干破損していた。



 

左:看板に覆われているが、非常にキッチュでデコラティブな建物である。
右:入口の貼紙。日本語として解釈すると「紳士風のヤクザ」は入っていいが、「ヤクザに見える堅気」は追い出される、ということになる(笑)。



 

左:石川須妹子先生のバレエ教室。これで「すずこ」さんとは、難読名である。
右:握り締めた拳がトレードマーク。



上:東武電車川越市駅にて。まぁ極めて解り易いことは解り易いが、それにしてもストレート過ぎる命名である。



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