大阪篇'10年撮影分K



 

左:本章は前章の続きである。従って2010年6月5日、高島屋大阪本店東別館(旧松坂屋大阪店)の見学会の模様からはじめる。四期に亙って建てられ、規模も大きい建物なので、塔屋もいくつもある。そのうち、エレベータの通っていないこの小さな塔屋から、階段を下りる。普段は社員も入れない、閉鎖されている階段である。
右:このように、屋上から七階まではとても狭く、非常階段といった感じ。



 

左:内部はこのように塗装が剥げ落ち、ちょっと廃墟じみていた。
右:こんな殆ど誰の目にも入らないようなところでも、窓は美しいアーチ窓である。



 

左:中央はこの日の主催者、マイミクのqed女史。
右:ちょっとぶれてしまったが、屋上から七階までの踊り場。



 

左:七階より下はこのように広い階段となる。主階段ではないが、業務用ではない客用階段である。
右:優美な曲線を描く階段の手摺り。



 

左:なにやら落書きがあったが読めなかった。
右:階段室の中央は大きな吹き抜けになっている。



 

左:吹き抜けを、今では沢山のダクトが通っている。
右:階段室のアーチ窓。



 

左:壁をきちんと塗り直し、ダクトを外すと美しくなるのだが。
右:かつての売場への接続箇所は防火シャッターが下ろされている。



 

左:細部の造形が美しい。
右:シャッターのスイッチ。



 

左:かつての華やかさが偲ばれる美しい造形美。
右:右書きの表示が残っていた。



 

左:腰壁はジントギ、それより上はコンクリート打ちっぱなしにペンキが塗られているようだ。
右:時間が凝固しているような空間だった。



 

左:三階から更に見下ろす。
右:三階から高島屋資料館に入った。勿論、普段はこんなところからは入れない。



 

左:三階南側エレベータホール。
右:エレベータのインジケータ。



 

左・右:資料館に展示されていた、高岡徳太郎作、高島屋の包み紙の原画である!!



 

左:1989年、竹山聖の設計で建てられた旧D-HOTEL。お洒落なデザイナーズ系ホテルの走り(まだそんな言葉はなかったが)だったのだが、今では「コンチネントヴィジュー」というラブホテルになっているσ(^◇^;)。
右:商業建築が並ぶ道頓堀川南岸に一軒、普通の民家があるなぁと思ったら、意味不明の表札であったσ(^◇^;)。検索したが、「一体なんなんだろう?」と僕と同じ感慨を持った個人のブログばかりで、謎は解けない。



 

左:道頓堀通から見た「久しぶり柴田」邸。
右:大黒橋から見た、「久しぶり柴田」邸。



 

左・右:大改修工事中の大黒橋。1931年築の可動堰部分が撤去されたが、1930年架橋の大黒橋自体は欄干や親柱も含めて残されるようだ。



 

左・右:大黒橋南詰から見たD-HOTEL。全くマッチしていないロマネスク風アーチが後付されて悲惨なことになっている玄関(-公- ;)。ひどいセンスのオーナーが買い取ってラブホにしたようだ。



 

左:四ツ橋筋の深里橋(ふかりばし)から西側を見ると、南岸が湊町リバープレイスである。
右:北岸にはキャナルテラス堀江が。



 

左:リバープレイスから見た深里橋。
右:一本松海運の遊覧船が接岸していた。



 

左・右:湊町リバープレイス。真夏以外は気持ちのいいスペースである。



 

左:道頓堀川。この辺りより川幅が広くなる。
右:リバープレイスとキャナルテラスを繋ぐ浮庭橋



 

左・右:浮庭橋の上は、その名の通り庭のようになっている。それにしても、成田山の下品な広告が悪目立ちである。真言宗の悪趣味さがよく出ているといえよう。本当に俗悪である。



 

左・右:暑い時期なら絶対こんなところまで歩いて昇ったりしないのだが(笑)。



 

左:延々と上のほうまで階段が続くさまは、京都駅ビルに少し似ている。
右:黄昏時になってきたが、道頓堀川に沿って西進する。



 

左:センスゼロのひどい落書きが痛々しい幸橋の親柱。
右:幸橋南詰にあったお茶のお店「ターメリー」。



 

左:「ターメリー」ではオルゴール展示をしていた。
右:その近くには、こんな土蔵を使ったお店もあった。



 

左:土蔵の壁には大きな亀裂が。
右:しかし廃屋どころか、相当お洒落気なお店になっている。イタリア国旗があるので、リストランテだろう。



 

左・右:お店の名前は「イル・パッソ」。やっぱりイタリア語だ。



 

左:東洋エンビという会社。燕尾服ではなく塩ビだろうが、全部片仮名だと変な感じ。
右:道頓堀川、時々実用船が停泊している。



 

左:材木の荷役にでも使ったのだろう、防潮鉄扉があった。
右:西区桜川にある大阪市信用金庫桜川支店。検索しても全くデータが出てこない(-公- ;)。



 

左:そして、団地マニアの間では名高い名作、市街地住宅新桜川ビルが見えてくる。高架道路は阪神高速堺線。
右:実にユニークな形の新桜川ビル



 

左:商店街に隣接していたが、かなり寂れていたσ(^◇^;)。
右:二階までが店舗や事務所、三階と四階が住宅となっている新桜川ビル



 

左・右:新桜川ビル、二階への入口。しかしテナントが一軒もないのかσ(^◇^;)?



 

左・右:なかなか美しいフォルムである。



 

左:一階は店舗が入っている。
右:住宅部分の入口。



 

左:住宅は三階からなので、扉を開けるといきなり階段である。エレベータはない。
右:新なにわ筋を渡ると、南海電車の汐見橋駅である。大手私鉄たる南海電鉄の二大本線の一つ、高野線の起点ターミナルのはずなのに、すっかり「都心のローカル駅」となってしまっている(>_<)。しかしその分、1956年の建物がよく保たれていて、この日も改修工事中だった。



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