旧作補遺奈良篇V



 

左・右:2005年6月19日、甲麓庵歌會第14回関西例会の写真をまだアップしていなかったので、大した枚数はないのだが旧作補遺として収録する。これは南都銀行本店。1926(大正15)年竣工、設計は長野宇平治。



 

左・右:奈良町の旧花街を吟行すると、このような粋な町家に出会った。



 

左・右:奈良町の景観と、吟行メンバー。



 

左:木製のすごい忍返し。
右:この空き店舗も戦後レトロな雰囲気だった。



 

左:腐海の底に沈んだかのような物干台。
右:この時期の雄の鹿は立派な角を持っている。撫でているのはくれぴ少年。



 

左:角の生えてきたBambi。
右:国宝、興福寺南円堂。

南圓堂に極樂淨土のにほひして私は鹿に跨りたかつた  (くれぴ)


 

左:興福寺三重塔。
右:これも興福寺にて。すごい藤ノ木であった。



 

左:南円堂近くにあった鶏の石像。
右:東向北商店街で売られていた、懐かしいパンヤ綿



 

左・右:奈良女子高等師範学校近くの酒屋に掲げられていた琺瑯看板。



 

左:もう一枚。
右:奈良女子大学正門近くの骨董店。



 

左・右:これはその隣り、旧奈良警察鍋屋連絡所(旧北魚屋町交番所)。1897(明治30)年頃の建物である。「奈良篇V」に載せた2009年撮影の写真には蔦が絡んでいるが、この頃はまだなかったようだ。



 

左:旧制奈良女子高等師範学校(現奈良女子大学)の正門と記念館(旧本館)。明治42年(1909年)竣工、設計は文部省建築課(京都帝国大学建築部長 奈良出張所長心得の山本治兵衛が中心になる)である。
右:この可愛らしい門も重要文化財。



 

左:門衛所も重要文化財である。
右:正門入ってすぐ左には荒れ果てた奉安殿がある。



 

左:奉安殿をやや斜めから。
右:重要文化財である本館。ここの二階講堂が歌会会場であった。



 

左・右:奈良女高師本館正面。ハーフ・チンバーが特徴的なチューダー・ゴシック様式である。



 

左:玄関のドア。擦りガラスが非常に可愛らしい意匠であった。
右:玄関車寄せの天井飾りはアール・ヌーヴォー様式である。



 

左:車寄せ細部。
右:車寄せから見上げた本館。



 

左:玄関内部。
右:一階廊下。



 

左:細部の衣装も素晴らしい。女子校らしい華やかさと繊細さが溢れている。
右:階段の手摺りも可愛らしい。左の人物は風太と思われる。



 

左:階段天井の梁。スクロールが美しい。
右:二階講堂の天井は見事であった。



 

左・右:講堂内部。右の写真、手前で腰掛けているのはくれぴ少年。



 

左:天井の中心飾りとシャンデリア。非常に繊細なものであった。
右:講堂正面から入口附近を見る。



 

左:講堂にも奉安殿があった。こちらが先に作られ、校門脇のものは昭和になってから建てられたのだろう。
右:奉安殿前に立つ伯爵。この頃はまだ髭がなかった。



 

左:歌会風景。振り返ってVサインしているのはくれぴ少年。当時は高校三年生であった。
右:「日本一強力な同窓会」といって間違いないだろう、佐保会の建物、佐保会館。女子大学構内である。1928年竣工、設計は岩崎平太郎、国登録有形文化財。



上:同じく佐保会館。樹木と車が邪魔であった。



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