和歌山市篇T



 

左・右:2008年6月1日の撮影分から。和歌山市の和歌浦地区に、由良山荘という大正時代の大邸宅がある。ところがそれが周囲から全く見えないので、探してみたのだがσ(^◇^;)



 

左・右:鬱蒼たる森の中で廃墟は見つけたが、現役の大洋館には出会えなかった。



 

左・右:何かの廃墟である。



 

左:ここに階段を見つけたので、稜線から下りてみる。
右:下りてみると人っ子一人いない公園で、にゃんこ様が悠然と歩いていらっしゃった。



 

左・右:何のために掘ったのか殆ど意味不明の秋葉山トンネル。何しろ秋葉山は平地にぽこっとあるだからトンネルなんか掘らなくても簡単に迂回できるし、そもそもこの道はどんつきでどこにも通じていないのだ。こんなトンネルでも掘るには相当なお金が掛かるだろうし、「土建行政」で悪名高い和歌山だけのことはある。なお、寂れきっているため心霊系掲示板にも名前が挙がっているらしいww。実は和歌浦には赤煉瓦のレトロトンネルも現存しているのだが。



 

左・右:秋葉山隨道を抜けると、俗界へ戻る(笑)。秋葉山の上を見てみたが、一軒家はあるが古い洋館ではなかった。



 



左・右:秋葉山の麓で見つけた、洋館付住宅。昭和初期だろう。



 

左:由良山荘の入口か?
右:旧仮名遣いで立て看板を書く年配の方は大抵は達筆なのだが、これはご愛嬌といえようσ(^◇^;)。



 

左:いや、あの、この車、フロントグラスがないようなんですが……( ̄□ ̄;)!!
右:難読姓に出会った。七良浴さん。「しちりょうさこ」と読むらしい。



 

左・右:場所を移動して、これは和歌山城の近く、古い街並みが残っている新堀東エリアである。昭和前半、それもひょっとしたら戦前かと思われる古いアパートがあった。



 

左:同じアパート。「初期型文化住宅」といえるかもしれない。
右:その近くの民家。これは間違いなく戦前の洋風住宅である。



 

左:そのお宅の玄関。円柱と欄間のデザインが可愛い。
右:廃墟もあった。相当立派な数寄屋住宅なのに、勿体ない。



 

左:ちょっとハイカラな長屋の奥に廃墟が見える。未舗装の路地の奥に三毛にゃんこ様。とても絵になる。



 

左:まさか園舎の写真を使っているのではあるまいが、なかなか良いセンスの保育園である。
右:勿体ない空き家があった。なかなかいい雰囲気なのに。



 

左・右:数奇屋の廃墟、結構なお屋敷なのにぐるっと回っても門がどこか判らず、ここまでしか近づけなかった。



 

左:殆ど掠れて読めない錻力看板。車庫前電停と書いてあるようだ。
右:これはまた別の廃墟。二軒長屋というか、和風タウンハウスというか、そんな感じの二階建て住宅であるが、屋根が崩れ始めている。



 

左・右:新堀から隣接する高松地区へ。和歌山市では屈指のお屋敷町である。桃の瓦が可愛い。



 

左:洋館付数寄屋住宅。しかしケチったわけではなくわざとだろう、非常に簡素な洋館なので、モダニズムの影響がこんなところにまで及ぶのは昭和二桁になってからのものだと思わせる。
右:同じ洋館をアップで。窓のデザインが凝っているが、あとは簡素というか全く無装飾。



 

左:「アラジン文具店」。残念ながら廃業して久しいようだ。
右:モダンな洋館。相当にデザイン水準が高い。戦後のものかもしれないが、とてもいい感じである。



 

左:閑静な住宅地にいきなり仏像が( ̄□ ̄;)!! 一体何なんだろう? 金持ちが税金対策で自宅を宗教法人にしてるのだろうか?
右:玄関脇に洋館がくっついたタイプの住宅。昭和初期だろう。



 

左:同じお宅の玄関。素敵である。
右:何だか昭和な香りのマンションがあった。1970年前後だろう。



 

左・右:洋館付数寄屋住宅が非常に多い。つまりこの高松は城下町和歌山にあっては新興の街で、大正末〜昭和初期にかけて開発された「郊外住宅地」なのだろう。阪神間と同じ香りがするエリアであった。



 

右・左:無茶苦茶可愛い名前の会社。和歌山市には実は上三毛、下三毛という地名があり、そちらにも有限会社三毛商店があるみたいなのだが、こちらは名字である。



 

左:塀と門だけ値打ちのあるお宅。実に勿体ない。
右:入母屋造りの純和風ながらはいからな門を持つお宅。



 

左:このお宅も純和風ながら門は洋風であった。
右:戦後に大改修を加えた戦前建築か、それとも戦後のものか、とにかく大変急勾配な屋根のお宅であった。



 

左:用瓦葺の素敵な塀を持つ洋風住宅。
右:そのお宅の素敵な玄関。



 

左:赤字で書かれた重要部分が全て褪色してしまっている。
右:実に大雑把な名前のバス停。



 

左:高島屋のキャラクターのローズちゃんの団体?
右:高松はお屋敷町なのだが、古い長屋などもあった。



 

左:いい雰囲気だが、残念ながらもう人は住んでいなさそうであった。
右:これも洋館付和風住宅。こういうスタイルが戦前の「文化住宅」で、戦後はアパートの種類が文化住宅と呼ばれるようになるのだ。



 

左:同じお宅の洋館部分。
右:これは別のお宅。洒落た玄関である。



 

左・右:陸屋根のモダニズム洋館と和風住宅の組み合わせ。結構見られるが、当時としては違和感なかったのだろうか?



 

左・右:これは三角屋根に洋瓦の典型的な洋館。



 

左:同じお宅の側面。
右:更に裏へ。



 

左:これは1970年前後、つまり昭和40年代のモダニズム住宅っぽい。
右:更に新しい住宅。壁面からそのまま塀を伸ばし、庭全体をぐるりと囲むというある意味独創的で面白い造りではあった。



 

左:塀の細部。屋根の上には風見鶏が。
右:そのお宅の玄関。何とも個性的だが、ゴシック調と言えなくもない。



 

左:紀州青石の立派な門。
右:鬱蒼として撮影しにくいが、このお宅も洋館附設であった。



 

左:横から撮影。
右:別のお宅だが、どうやら女性を上に書いていらっしゃるようだ。実に進歩的で素晴らしい。夫婦別姓ならなお良いのだが。



 

左:これは現役の長屋。
右:何とか活用が望まれる、廃業してしまった映画館「高松日劇」。



上:当サイトでは二度目の紹介、中原家住宅洋館。



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