大阪篇09年撮影分⑤

 

左・右:本編は3月28日撮影分で構成する。これは高島屋大阪難波本店の天井装飾。現在リニューアル工事中なので、オリジナルの美しい天井が見えている。既出物件のため、データは省略。



 

左・右:旧精華小学校正門前の校歌碑。建築データは前篇参照。



 

左:旧精華小学校玄関ホールには、稀有壮大にも世界地図と世界時計が設置されていた。
磨り減った美しい階段。



 

左:大阪市立精華小学校の廊下。
右:廊下には等間隔で、ガラスタイルが用いられている。つまり地下室の明り取りである。



 

左:美しい廊下である。
右:校庭より校舎を見る。最上階のアーチ窓が可愛らしい。



 

左:精華小学校正門から御堂筋へ向かって狭い路地がある。通ってみたら、華僑会所があった。
右:いよいよ最終公演中の新歌舞伎座。データは前篇参照。



 

左・右:新歌舞伎座ファサード。



 

左:古風なスタイルの地下鉄入口表示が現役であった。○にコは大阪のOと交通局のコを組み合わせたもの。アルファベットと片仮名のモノグラムは珍しいだろう。
右:相互タクシーの営業所は戦後モダニズムの美しいデザインが多い。これは道頓堀の営業所。



 

左:何度見ても面白い、道頓堀ホテルの玄関。ラブホではなく、大衆シティホテルである。
右:西横堀川に架かる橋として現存する唯一のものである、金屋橋。1929年竣工の近代土木建造物である。



 

左:金屋橋から見た、数十メートルだけ現存している西横堀川。水門が残されている。
右:北堀江病院。玄関回り以外は全く無装飾なモダニズム建築だが、1929(昭和4)年の竣工で、設計は名匠木子七郎である。



 

左・右:ロマネスク調に装飾された北堀江病院正面玄関。



 

左・右:北堀江病院玄関入ってすぐのところにある、非常に大きな古式エレベータ。インジケータは半円型時計式である。



 

左・右:北堀江病院の向かいで発見(笑)。大阪麵業会館である。大阪で「めんぎょうかいかん」というと渡邊節の傑作、(社)日本綿業倶楽部のクラブハウスである重要文化財綿業会館が有名なのだが、同名であったww。



 

左:北堀江病院の裏側。確かに戦前の香りがする。同じ作者の手になる故・大阪赤十字病院を髣髴とさせるデザインだった。
右:四ツ橋交叉点にも、古風な地下鉄表示が残っていた。



 

左:「止まれ」表示の連続する光景。
右:常時説明会をやっているらしい( ̄□ ̄;)!!



 

左・右:明らかに戦前物件でありながらデータ不明でネット上では殆ど検索にヒットしない、大阪屋ニュー新町ビル。



 

左・右:大阪屋ニュー新町ビルの裏側。高速道路と化している部分は旧西横堀川なので、かつては川面にモダンな姿を映すハイカラなビルヂングだったはずである。



 

左:旧水面付近から撮影したニュー新町ビル。
右:前篇でも紹介した、長瀬産業本社ビルヂング。



 

左・右:長瀬ビルヂング玄関周り。ここもロマネスクスタイルの美しい装飾が施されている。



 

左:長瀬ビルヂングをもう一枚。
右:なんとその近くで、こんな看板を見つけた。殆ど掠れているが、「タイピスト養成所 隨時・冷暖房完備」と書かれている。戦後すぐぐらいのものだろう。何しろ随時の「随」が正字体の「隨」である。



 

左:これは初出か? 立売堀ビルディングである。西区は「水都大阪」の中でも最も運河の発達したところだったのに、西船場地区の運河群は全て埋め立てられて一つも残っていない。立売堀(いたちぼり)も地名として名を残すのみとなっている。
右:同じく。1927年、鴻池組の設計施工で建てられた。左(南)側のみ戦災で消失、1961年に再建されたんだそう。



 

左:立売堀ビルの裏手にも戦前の看板建築が一軒残っていた。
右:立売堀ビルヂング。直線を強調した意匠なので、こういう風に見上げて撮ると映える。



 

陶器神社の表示は陶板製であった。
右:近くには陶器作り人形が展示されていた。



 

左:この日のランチは名店「オピューム」にて。
右:いきなり場所が飛ぶが、これは堺筋本町の明治屋ビルヂング。既出のためデータは省略。



 

左・右:明治屋ビルヂング。



 

左:堺筋本町交叉点南西角の、何の変哲もないオフィスビルの屋上に、岡本太郎っぽい陶壁画が見えている。
右:堺筋本町交叉点北西角の近代建築、早稲田屋ビルヂング。これもデータは省略。



 

左:早稲田屋ビルのステンドグラス。元々シャツ屋なので、シャツを着た男性の絵柄のようだ。
右:イトーキクレビオビル破壊現場。伊藤喜という三流文具屋が分不相応に文化財級建築を持つなどおこがましいと思っていたら、案の定壊しやがった。全く、関西の恥というほかない劣等企業である。



 

左:同上。憤懣やるかたないとはこのことだ。
右:いずれも登録文化財である伏見ビルと青山ビルを裏手から見たところ。庭に大木がある。



 

左:左が青山ビル、手前が伏見ビル。データは過去篇参照。
右:伏見ビル全景。ヒロポンが写りこんでいる。



 

左:界隈に残る伝統的町家。
右:老舗菓子司、「菊寿堂義信」。



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