骨董建築写真館 伯爵のお気に入りのグッズ色々
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伯爵のお気に入りのグッズ色々


伯爵邸の書斎の照明を下から見上げたところ。

 

左:伯爵邸の廊下の照明。
右:伯爵邸玄関ホールの照明。以上三つが伯爵邸における伯爵のお気に入りの照明器具である。昭和の初めに建てられた古い屋敷によくマッチしている。勿論のこと屋敷が建てられた頃からのオリジナルである。

 

左:伯爵が書斎で愛用している三号式電話機。勿論今でも現役である。伯爵のネット環境はケーブルテレビによるブロードバンドであるから、電話回線はアナログのままなのだ。
右:伯爵邸の玄関ホールで半世紀以上に渡って時を刻み続けている古時計。左に見える白い看板は伯爵が北野天満宮の蚤の市で購入した古い薬の看板。

上:シングル四つボタンチェンジポケット付きのジャケット、シングル六つボタンの襟付ベスト、懐中時計の鎖。2001年12月、新世紀最初のクリスマス礼拝のため名古屋に行った際、教会にて撮影。

 

左:伯爵のスーツのラペルを飾る、シルバーの蜥蜴のブローチ。二十世紀初頭、エドワード朝期の英国製である。箱根の有名なクラシックホテルである「富士屋ホテル」の真向かいにある、老舗の骨董品店にて購入。箱根出身の大学の同級生が、その店に勤めているのである。シルバーの襟付ベストは普段着にしているが本当は礼装用で、アルカイダの秘密指令みたいな柄のネクタイは2001年の誕生日に「second☆kiss.」の有志から贈られたもの。なお、僕の持ってるシャツは殆どがタブカラーなので、このようにボタンダウンカラーのシャツを着ることは極めて稀である。
右:伯爵が学生時代に生協の委員としてデザインした、同志社のスクールネクタイ。今でも同志社大学消費生活協同組合の各店舗で販売されている。

 

左:お気にのシャツ。ダブルカフスである。カフリンクスは絹糸製。
右:同じシャツのカラー。ラウンドのタブカラーである。もちろんペニンシュラホテルでのオーダーメイド。

毎日新聞大阪本社版二千三年三月十二日朝刊

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上:二千四年五月のイタリア旅行に際してヴェネツィアで購入した封印。封筒に押したところである。見えにくいが、北夙川不可止のイニシャルF.Q.のモノグラムとなっている。


上:同上。封筒に重ねてある箱が封印と封蝋のセットが入っているものである。




上:2006年5月5日、京都・上賀茂神社に古式競馬を見に行った帰り、地下鉄北山駅近くのアジアン雑貨店にて物凄く面白い石像を発見、惹きつけられてしまった。


 

左・右:5月5日に京都で一目ぼれしてからちょうど一ヵ月後の2006年6月4日、「仏々交換」によって我が家にやってきたバリ島の石像。何十年も前からそこにあったようにすっかり馴染んでしまった。


  

左:鼻眼鏡(ロッテンマイヤーさん眼鏡)。(2004年撮影)
中:片眼鏡。スーツは2005年秋に仕立てたもの。(2006年撮影)
右:愛猫ちはる姫。(2006年撮影)

上:オーダーメイドのスーツなので、ウェストコート(チョッキ)には時計鎖用の穴が開いている。これはエルジンの金無垢ハンターケースを提げているところ。鎖は金張りである。エルジン社は今は日本資本の時計メーカーだが、元々はウォルサムとともにアメリカを代表する高級ウォッチメーカーであった。(2007年6月)




上:同日、上着を脱いで撮影。このようにベストは襟付き六つボタンである(ジャケットは四つボタン)。鏡に映しての撮影なので、左右は逆転している。因みに鎖の両端にはそれぞれ懐中時計とキーホルダーをつけている。




 

左:1984年より愛用している、祖父の形見のロンジンハンターケース(蓋付懐中時計)を提げたところ。無論時計本体は隠し(ポケット)の中なので見えない。左のポケットに時計を入れ、鎖は表から鎖穴を通し、T字型バーを第四釦穴の内側から外に出して留めている。銀の十字架は飾りで、チャームとかフォブとかいう。なお、フォブというと飾りではなく、懐中時計そのものを指すこともあるよう。因みにこの写真も鏡像である。
右:モーリスの銀無垢オープンフェイス(蓋なし懐中時計)。




 

左:上のモーリスの裏面にはなんと三井男爵家の紋章が。戦前の三井財閥が優秀な社員に与えたものなのだろう。
右:これもスイス製の銀無垢のオープンフェイス。2007年、くれぴの大学入学祝いにあげたものである。




 

左:無銘だがスイス製の銀無垢オープンフェイス。2007年、父の日のプレゼントにしたものである。
右:ヤフオクでゲットした、細工の細かい黄銅製の鎖。小さな茄子環に時計をつけ、大きな茄子環でチョッキなど衣服に留めるのである。




 

左・右:アール・デコの時代、1930年代のウォルサム製オープンフェイス。七石である。書体がアール・デコ調でとてもお洒落。ケースはニッケルだが、これは戦時中の金属供出でオリジナルのケースを失ったため、あとからつけられたものだろうとのこと。ということは元々は金か銀の豪華な時計だったのだろう。




上:同じくウォルサムだが、こちらはもっと古くて1900年前後だろう。銀無垢の大振りなフルハンターケースである。これは入手時の写真。今は磨いたのでもっと綺麗になっている。非常に繊細な針とローマ数字の文字盤が美しい。




 

左・右:これが自慢のエルジン製フルハンターケース、14金無垢の逸品である。僕は「ローマ数字スモールセコンドのフルハンターケース」が好きなのだが、これは愛用のロンジン、上のウォルサムとともにその全ての条件を満たしている。1897年と丁度110年前に作られたものが今でも時を刻んでいるのがすごい。婦人用の小ぶりなサイズだが、時々は身につけて楽しんでいる。
以上、2007年6月撮影。

上:アメリカから取り寄せた古い銀鎖。若干色がついているので、銅が入っているのかもしれない。このタイプの鎖は、前頁のエルジンの金無垢時計の鎖同様、チャーム(フォブともいう。鎖につける飾りのこと)をつけず、茄子環に時計を、もう片方には鍵などをつけ、ベストの左右のポケットに入れて用いる。ポケットからポケットへ直接垂らすこともあれば、ベストの鎖穴や鎖穴のないベストなら釦穴を通すこともある。僕は穴を通す主義である。




上:これは恐らく日本製、年代物の銀無垢鎖。純度は0950なので、一般的に「純銀」と呼ばれるスターリングシルバー(純度0925)より純度が高い。この写真は入手時のもの。今は磨いたので銀の輝きを取り戻している。また、チャームを提げるための短い鎖の先に何もついていないので、ガンメタル色の丸環を取り付けた。写真左端の小さな茄子環が時計を付けるためのもの。右側の大きな茄子環は衣服につけるためのもの。僕は衣服につける留具はT字型バーの方が好きなので取り替えようかとも思ったのだが、なんとよく見たら左右の茄子環それぞれに銀の刻印があるのでこのまま使うことにした。因みに銀の純度による呼び名は以下のようになっている。
Silver900 (SV900):コインシルバー
Silver925 (SV925):スターリングシルバー(品位記号STERLING)
Silver950 (SV950):ブリタニアシルバー(品位記号BRITANNIA)
Silver1000 (SV1000):純銀、ピュアシルバー




上:写真では銀色が混じっているように見えるが、実際にはくすんだ金一色の時計鎖。これも日本製で、金は無垢ではなく鍍金だろう。軽くて使いやすい鎖である。入手時にはこのように右の端にはC環がついているだけだったので、これに金鍍金の丸環をつけ、そちらに鍵、茄子環には時計をつけるようにした。ただし今のところ銀無垢や銀色の時計は七つほどあるが金無垢や金張りの時計は四つしかないので、それほどには出番がない。




 

左:なんと八百円でオーダーしたウォッチチェーン。デパートで既製品を買ってもその倍以上するし、種類も非常に少ない。関西人も吃驚の良心的なお店はここである。⇒<増補>
右:同じく。T字型バーの留具である。ところで最近ではスターリングシルバーのネックレスなどもわざわざ銀の上にロジウム鍍金してあることが多い。ということで、このチェーンは合金製だが、表面はロジウム鍍金なので同じことである。なお、このお店はスターリングシルバーを用いた高級なウォッチチェーンのオーダーにも対応してくれるとのこと。なおこの鎖の場合、短い鎖の先にチャームをつけ、長い鎖の片方に時計を、もう片方には鍵やお守りや小型ナイフなどをつけるのである。




 

左・右:前ページで紹介したエルジンは、14金無垢ながら小ぶりなレディースサイズであった。それに対してこっちは中型のメンズサイズである。ウォルサム製、1903年のもので、金張りである。メンズといっても一つ前のページで紹介したウォルサムの銀無垢ハンターケースよりは一回り小さい。金張りの純度は不明だが、恐らく14金だろう。

このページも全て2007年6月〜7月に撮影したもの。

 

左:まだ接続していないのだが、実用可能な壁掛け式骨董電話。甲麓庵はアナログ回線なのですぐに接続できるのだ。
右:昔なつかし、万博グッズのカフス釦。僕はダブルカフのシャツを着ることが多いので、カフリンクスは必需品である。




上:甲麓庵のトイレは小便器と個室が別になっている。これはトイレの個室用に使っているかなり古い電気スタンド。




 

左:ヤフオクでゲットした大正時代の文庫本。表紙が美しいがタイトルもすごいww。
右:これもヤフオクにて落札した、昭和初期の革製トランク。満洲国関連のステッカーが沢山貼ってある。




 

左・右:これも大正〜昭和初期のものと思われる、無垢の950ブリタニアシルバー製の和柄煙草入れ。「よし光刀」と銘が入っている。僕は煙草は吸わないので薬入れに使っている。




  

左・右:十八金製、ずっしり重い方位磁石。何に使うかというと、懐中時計の鎖用のチャーム(飾り)なのである。金時計を持つときに使っている。




 

左・右:独鈷のチャームがついた銀製の時計鎖。ホールマーク刻印されているがかすれていて読み取れない。




 

左:旧漢字の琺瑯看板。
右:寝室で使っている行燈。

上:寝室(旧女中部屋)で使っている和柄の電燈。硝子製である。




上:アール・ヌーヴォー調のエルジンのオープンフェイス。とても美しいが、針はおそらくオリジナルではない。そもそも長針が長すぎる。百年ほどは前のものだが、元気に動いている。




 

左・右:これもおそらく二十世紀初頭のもの。スイスの名門Tavennes製の銀製ハンターケースである。




上:上で紹介しているTavannesのケース。美しい装飾のケースだが、エナメル仕上げかと思ったらニエロという特殊な合金を用いた象嵌技法のようだ。若干はがれがあるのが惜しいが、素晴らしい逸品である。

 

左:上で紹介している、金の磁石を実際に使ってみたところ。
右:同じく上で紹介した、ヤフオクでゲットした黄銅製の鎖を使ってみたところ。トラウザーズ(ズボン)のフォブポケット(懐中時計用ポケット)につないでみた。

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